代打で満塁ホームランを打った選手はいる?さらに珍しい代打サヨナラ満塁弾も紹介

満塁の大チャンス。

ここでベンチが動きます。

「代打、○○」

球場が盛り上がる場面です。

代打として登場した選手がヒットを打つだけでも大仕事。

ましてやホームランなら、一振りで試合の流れを変えることがあります。

では、

代打で満塁ホームランを打った選手はどれくらいいるのでしょうか。

実はプロ野球では何度も記録されています。

さらに、

代打
満塁
サヨナラ
ホームラン

という、とんでもない条件をすべて満たした一打まで実際にあります。

代打満塁ホームランは実際にある

結論からいうと、

代打で満塁ホームランを打つことはあります。

もちろんルール上も何の問題もありません。

満塁の場面で代打が告げられる。

その打者がホームラン。

これで代打満塁本塁打です。

ただし、普通の満塁ホームランとは少し違った難しさがあります。

代打は途中から突然打席に入る

スタメンの選手なら、すでに何度か打席に立っていることがあります。

その日の投手の球も実際に見ています。

一方の代打は違います。

ベンチから試合を見ていて、

「行ってこい」

と送り出されます。

そして、その打席が満塁。

しかも試合終盤なら、結果が勝敗を左右する可能性があります。

そんな状況でホームランを打つわけですから、非常にインパクトの大きな記録です。

2026年には丸佳浩が達成

2026年6月3日の巨人-オリックス戦では、巨人の丸佳浩が代打満塁ホームランを記録しました。

8回、一死満塁。

丸は代打として登場し、本塁打。

この時点でNPBでは、

プロ野球166人目、194度目

の代打満塁本塁打でした。

しかも丸自身にとっては3度目。

代打満塁ホームラン自体が珍しいのに、同じ選手が複数回記録するケースもあります。

「166人目」と「194度目」が違うのはなぜ?

ここで数字を見て、

「166人目なのに194度目?」

と思うかもしれません。

理由は簡単です。

同じ選手が複数回達成しているからです。

初めて記録した選手なら、

達成人数 +1
達成回数 +1

になります。

しかし2回目、3回目の選手なら、

達成人数は増えない
達成回数だけ増える

ことになります。

丸のように複数回記録している選手がいるため、人数より回数の方が多くなります。

代打満塁ホームランなら一振りで4打点

当然ですが、満塁ホームランなので4点入ります。

つまり代打としてたった1打席に立ち、

1打数1安打
1本塁打
4打点

という成績になることがあります。

その後に守備へ入らず交代すれば、本当にその一打だけでその日の仕事を終えることもあります。

スコアだけを見ると、

「1打席で4打点」

という強烈な成績です。

代打満塁サヨナラホームランまである

代打満塁ホームランだけでも十分珍しい記録。

しかし、さらに条件を追加できます。

満塁。

代打。

ホームラン。

そして、

サヨナラ。

実際にプロ野球で記録されています。

鵜久森淳志は2017年に代打満塁サヨナラ本塁打

2017年4月2日。

ヤクルト-DeNA戦。

延長10回裏、一死満塁。

ヤクルトは鵜久森淳志を代打に送りました。

ここで鵜久森が満塁ホームラン。

その瞬間に試合終了です。

NPBの記録では、この代打満塁サヨナラ本塁打は当時プロ野球16人目でした。

打った瞬間、

4点が入る
逆転または勝ち越し
試合終了

という、これ以上ないほど劇的な一打です。

髙山俊も2019年に達成

2019年5月29日の阪神-巨人戦では、阪神の髙山俊も代打満塁サヨナラ本塁打を記録しています。

しかも延長12回。

一死満塁で代打として登場し、ホームラン。

NPBでは当時、

プロ野球17人目

の記録でした。

延長12回まで戦った最後が、

「代打満塁サヨナラホームラン」

です。

球場で見ていたら忘れられない試合でしょう。

長野久義は「代打満塁逆転サヨナラ本塁打」

さらに印象的な例があります。

2011年10月22日の巨人-横浜戦。

9回裏。

巨人は1点を追いかけていました。

無死満塁。

ここで代打・長野久義。

長野が放ったのはホームランでした。

満塁なので4点。

1点ビハインドから一気に試合をひっくり返し、

代打満塁逆転サヨナラホームラン

となりました。

この時点でプロ野球史上8人目という非常に珍しい記録でした。

「サヨナラ満塁」と「逆転サヨナラ満塁」は違う

ここは少し面白いところです。

同点の場面で満塁ホームランを打てば、

サヨナラ満塁ホームラン。

一方、負けている場面から満塁ホームランで試合をひっくり返せば、

逆転サヨナラ満塁ホームラン

になります。

たとえば9回裏、

3対3
満塁
ホームラン

ならサヨナラ。

2対3
満塁
ホームラン

なら逆転サヨナラです。

同じ満塁ホームランでも、打つ前の点差によって意味が変わります。

3点負けていても逆転できる

満塁ホームランの強さがよく分かるのがここです。

9回裏、

0対3。

3点差で負けています。

しかし満塁なら、ホームラン一本で4点。

4対3になり、逆転サヨナラです。

つまり満塁の場合、

3点ビハインドまでなら一振りで試合を終わらせられます。

野球で「満塁ホームランが出れば逆転」という言葉をよく聞くのはこのためです。

4点差なら満塁ホームランでも同点

では4点差なら?

0対4。

9回裏満塁。

ここでホームラン。

4対4です。

4点入りますが、逆転ではありません。

試合は続きます。

満塁ホームランは一振りで入る最大の得点ですが、それでも4点差をひっくり返すことはできません。

代打でサヨナラホームランだけならもう少し多い

条件を一つ減らして、

「満塁ではなくてもいい」

とすると、代打サヨナラホームランの例は増えます。

走者なしからソロホームラン。

一塁に走者がいて2ラン。

二、三塁から3ラン。

いずれも条件次第でサヨナラになります。

しかし「満塁」まで加わると、そもそも代打に満塁で打席が回ってくる必要があります。

だから一気に珍しくなります。

代打を送る側にも大きな決断がある

代打満塁ホームランでは、打者だけでなく監督の采配にも注目です。

満塁のチャンス。

スタメンの打者をそのまま打たせるか。

代打を出すか。

代打なら誰を出すか。

相手投手との相性はどうか。

その後の守備はどうするか。

さまざまなことを考えたうえで代打が告げられます。

そして、その選手が満塁ホームラン。

結果だけ見れば、

「代打策、大成功」

どころではありません。

一振りで最高に近い結果を出したことになります。

代打で出た選手はその後どうなる?

代打を送られた元の選手は、その試合には戻れません。

そして代打で出た選手については、その後も試合に残ることがあります。

たとえば、

代打でヒット
↓
次の回から守備へ

ということもできます。

一方、別の守備要員と交代することもあります。

ただしサヨナラホームランなら、その瞬間に試合終了。

守備につく必要はありません。

「代打として登場してホームランを打ち、その一打だけで試合終了」

という非常に格好いい記録になります。

初球で打ったら「1球だけ」で試合を終わらせることも可能

さらに極端なケースを考えてみます。

9回裏。

満塁。

代打。

相手投手の初球。

ホームラン。

これなら代打は、

たった1球で4点を生み出して試合を終わらせる

ことができます。

野球では何球も粘った末にヒットを打つこともあれば、たった1球で試合が決まることもあります。

代打サヨナラホームランは、その極端な例です。

「代打満塁本塁打」は記録一覧を見ると面白い

2026年の丸佳浩の一打は、プロ野球194度目の代打満塁本塁打でした。

つまり、

「一生に一度あるかどうか」

というほど発生していない記録ではありません。

長いプロ野球の歴史では何度も起きています。

それでも年間の全試合数を考えれば、球場で実際に遭遇する機会はかなり限られます。

さらに、

代打満塁本塁打
↓
代打満塁サヨナラ本塁打
↓
代打満塁逆転サヨナラ本塁打

と条件を増やすほど、記録はどんどん珍しくなります。

満塁で代打が出たら少し期待して見てみよう

次にプロ野球を見ていて、

満塁
↓
監督が代打を告げる

という場面になったら注目です。

普通ならヒット一本でも十分。

犠牲フライでも1点入ります。

押し出し四球でも得点です。

しかし最高の結果は満塁ホームラン。

そして試合終盤なら、サヨナラになる可能性まであります。

「代打満塁ホームランなんて、さすがに滅多にないだろう」

と思うかもしれません。

確かに珍しい記録です。

でもプロ野球では実際に何度も起きています。

だからこそ満塁で代打が告げられた瞬間は、

歴史に残る一打が出るかもしれない場面

として見てみると、さらに試合を楽しめます。

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