プロ野球のファウルボールは持ち帰れる?ホームランボールとの違いや注意点を解説

プロ野球を球場で観戦していると、客席にファウルボールが飛び込んでくることがあります。

運よく自分の近くに転がってきたら、

「これって拾って持ち帰っていいの?」

と気になりますよね。

ホームランボールをキャッチした観客が喜んでいる映像はよく見ますが、ファウルボールの場合はどうなのでしょうか。

また、

「選手が投げ入れたボールは?」
「グラウンドに投げ返す必要はある?」
「取ったボールを子どもに渡さないとダメ?」
「ホームラン記録がかかったボールなら?」

など、球場でボールを手にしたときに気になることをまとめました。

ファウルボールは基本的に持ち帰れる

現在のプロ野球では、スタンドに入ったファウルボールは基本的に観客が持ち帰ることができます。

運よくキャッチできたり、近くに転がってきたボールを拾えたりすれば、観戦の記念品にできます。

プロ野球で実際に使用されたボールですから、野球ファンにとってはかなりうれしいお土産ですよね。

ただし、球場や試合によって案内・運用が異なる可能性もあります。

現地で係員から指示があった場合には、その案内に従いましょう。

昔からファウルボールを持ち帰れたわけではない

「ファウルボール=観客がもらえるもの」

というイメージがありますが、日本のプロ野球では昔から現在と同じ扱いだったわけではありません。

かつてはファウルボールを回収する運用もありました。

現在では多くの球場で、客席に入ったファウルボールを観客が持ち帰れるようになっています。

そのため昔のプロ野球を知っている人と話すと、ファウルボールの扱いについて印象が違うことがあります。

ホームランボールも持ち帰れる?

通常、スタンドへ入ったホームランボールも観客が持ち帰ることができます。

ホームランボールはファウルボール以上に特別感があります。

目の前で打たれたホームランのボールを自分でキャッチできたら、一生の思い出になりそうですね。

外野席でグローブを持って観戦している人がいるのも、ホームランボールをキャッチできる可能性があるからです。

ただし、すべてのホームランボールがそのまま持ち帰れるとは限りません。

記念ホームランのボールは返してほしいと言われることがある

たとえば、

プロ初ホームラン
通算100号
通算200号
日本記録
球団記録

など、選手にとって重要な記録となるホームランがあります。

このような記念球がスタンドに入った場合、球団スタッフなどからボールの返却について相談されることがあります。

選手本人が記念として残しておきたいからです。

だからといって、記念球が飛んできたら勝手に取り上げられるという意味ではありません。

実際には観客と相談しながら対応することになります。

場合によってはサイン入りグッズなどと交換する形になることもあります。

もし記録達成のホームランボールを取ったら、すぐ球場を出てしまうのではなく、係員から声をかけられる可能性があることは覚えておくとよいでしょう。

ファウルボールをグラウンドに投げ返す必要はない

ファウルボールをキャッチしたら、

「試合で使うものだから返したほうがいい?」

と思うかもしれません。

基本的に、自分からグラウンドへ投げ返す必要はありません。

むしろ観客席からグラウンドへ物を投げ入れる行為は危険です。

選手や審判に当たる可能性がありますし、試合進行の妨げにもなります。

ボールを持ち帰れる球場なら、そのまま記念に持って帰りましょう。

選手がスタンドに投げ入れたボールは?

イニング終了後などに、選手がスタンドへボールを投げ入れることがあります。

特に外野席やベンチ付近では見かける光景です。

このようなファンサービスとして投げ入れられたボールも、基本的には受け取った観客が記念に持ち帰ります。

好きな選手から直接投げてもらえたボールなら、ファウルボールとはまた違った思い出になります。

ボールを取ったら子どもにあげなければいけない?

SNSなどでは、大人がファウルボールやホームランボールを取ったとき、

「近くの子どもにあげるべき」

という意見を見ることがあります。

もちろん、自分から子どもへプレゼントするのは素敵な行動です。

しかし、必ず子どもへ渡さなければならないというルールがあるわけではありません。

自分自身も長年応援していて、初めて取ったボールかもしれません。

誰に渡すか、あるいは自分で持ち帰るかは、その人自身が決めればよいでしょう。

ボールを取るために席を離れるのは危険

ファウルボールが客席へ飛んでくると、一瞬で周囲が騒がしくなります。

座席の下へ転がったボールを複数の人が探すこともあります。

しかし、ボール欲しさに他人を押したり、座席を飛び越えたりするのは危険です。

特に階段付近では転倒する可能性があります。

ボールは魅力的ですが、けがをしてしまってはせっかくの野球観戦が台無しです。

自分の近くに来た場合だけ、安全に注意して拾うようにしましょう。

ファウルボールは思っている以上に危険

そして、最も注意したいのがこれです。

ファウルボールは「お土産候補」である前に、かなり危険な飛来物です。

プロ野球選手が打った打球は非常に速く、特に内野席では打ってから客席へ到達するまでほとんど時間がありません。

スマートフォンを見ていたり、飲食していたりすると、気づいたときには目の前までボールが来ていることもあります。

場内アナウンスでも、打球への注意が繰り返し呼びかけられています。

グローブを持っていけば安全?

「グローブがあればファウルボールを取れる」

と思うかもしれません。

確かに素手よりキャッチしやすくなります。

特に外野席なら、ホームランボールを狙ってグローブを持参するファンもいます。

ただし、グローブを持っているからといって必ず安全に捕球できるわけではありません。

鋭いライナーを無理に捕ろうとすれば、手や指を痛める可能性があります。

危険だと感じたら「取る」より「避ける」を優先しましょう。

小さな子どもと観戦するときは特に注意

家族でプロ野球を見に行く場合は、座席選びも大切です。

子どもは試合中ずっと打球を見続けるとは限りません。

食事をしたり、家族と話したり、別の方向を見たりします。

球場によっては防球ネットの範囲なども異なるため、小さな子どもと観戦するなら座席周辺の安全設備も確認しておくと安心です。

「ファウルボールが飛んできたら取らせてあげよう」

と考えるより、まずは大人が打球の行方を気にしておきましょう。

ボールには試合の跡が残っていることも

実際に試合で使われたボールを手にすると、新品のボールとは違うことがあります。

土が付いていたり、バットと接触した跡が残っていたりすることもあります。

きれいに洗いたくなるかもしれませんが、観戦の記念として残すなら、そのまま保管するのもおすすめです。

「この汚れも実際の試合で付いたもの」

と考えると、それも含めて思い出になります。

試合日や対戦カード、打った選手などをメモして一緒に保管しておけば、何年後に見てもどの試合のボールだったか分かります。

ファウルボールを取れたらかなり幸運

プロ野球を何十試合も観戦していても、一度もボールを取ったことがない人は珍しくありません。

球場には何万人もの観客がいるのに、客席へ飛んでくるボールは限られています。

しかも自分の手が届く場所へ来る確率はかなり低いものです。

だからこそ、ファウルボールやホームランボールを取れたら特別な思い出になります。

ただし、試合中はボールを「取りに行く」ことよりも、まず安全を優先してください。

そして幸運にも自分のところへボールが飛んできたら、試合の日付や打った選手を覚えておきましょう。

何年経っても、

「あの試合で飛んできたボール」

として残せる、球場観戦ならではのお土産になります。

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