スコアブックや野球中継の記録で登場する「4-6-3の併殺」「5-3のゴロアウト」など、守備位置を示す数字の記号。
初心者には少し難解に感じるこの表記ですが、実はしっかりとしたルールと歴史があります。今回は守備番号の割り振りとその由来、スコア上での意味を解説します。
野球の守備位置の番号とは?
野球では、各守備位置に1〜9の番号が割り当てられています。
| 番号 | 守備位置 | 英語表記 |
|---|---|---|
| 1 | 投手 | Pitcher (P) |
| 2 | 捕手 | Catcher (C) |
| 3 | 一塁手 | First baseman |
| 4 | 二塁手 | Second baseman |
| 5 | 三塁手 | Third baseman |
| 6 | 遊撃手(ショート) | Shortstop |
| 7 | 左翼手 | Left fielder |
| 8 | 中堅手 | Center fielder |
| 9 | 右翼手 | Right fielder |
スコアブックでどう使われる?
スコア記録では、守備位置の番号がそのまま使われます。
たとえば:
- 6-4-3の併殺:ショート → 二塁手 → 一塁手 の順で併殺プレーが成立
- 5-3のゴロアウト:三塁手が捕って一塁手に送球してアウト
- F8:フライボールをセンター(8番)が捕球
このように、守備番号を覚えておくと、試合の記録が数字だけでプレーの流れを伝える言語になります。
背番号との違いに注意
- 守備番号(1〜9):スコア記録で使うポジション番号
- 背番号(00〜99):選手個人に割り当てられる番号
たとえば「背番号6の選手が6番ポジションにいる」とは限りません。守備と背番号は完全に別物です。
まとめ
- 守備位置は1〜9の番号で定義され、スコア記録で活用される
- 順番は投手・捕手から内野・外野へと配置順で決まっている
- 守備番号と背番号は別物なので注意が必要
- スコアブックを読む上でこの番号は“野球の共通言語”といえる
野球観戦がより深く楽しめるようになる第一歩として、守備番号を覚えておくのはとても有効です。
次にスコアを目にしたとき、「6-4-3」は魔法の呪文ではなく、現場の連携を表す記号だと分かるはずです。


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